摂食障害になって、やっと心の中に溜め込んで蓋をしてきた気持ちを吐き出すことをし始める子供達…
「あの時、こう言ったよね!」
「他の兄弟にはこうだったけど、私だけにはこういう態度だったよね!」
「いつも私の話には反対ばかりだったよね!」
「私がしたいことは全てダメだったよね!」
小さい時に感じていたことや言えなかったこと、できなかったこと…どんどん吹き出してきます。
それを母親にぶつける時は怒鳴り声だったり暴言だったり、母を罵るような言葉だったりします。
心の底からの叫びですから、勢いをつけないと言えないのです。
ですからどうしても激しい口調になるのです。
そんな時、お母さん方はどのようにお子さんに答えていますか?
「あの時はこういう状況で仕方なかった」
「そんなつもりで言ったんじゃない」
「昔のことを引っ張り出して今更どうなるの」
「あなたが勝手にひねくれて取り違えているだけだ」
「お母さんはそんなこと一言も言っていない」
ついついそんな風に言ってしまっているお心当たりはありませんか?
子供には親が言い訳をしているだけにしか聞こえません。
それどころか、やっと言えた気持ちを更に否定され、非難された気持ちになってしまうものです。
かといって、簡単に「ごめんね」と謝っても子供の心には届きません。
どのように親の気持ちを伝えたらいいのでしょうか?
「そうだったんだね。○○の辛い気持ちに気付かないでいてごめんね」
言っていることを、「そうだったんだね」と認めて、それからその時の気持ちに気付かないでいたことを「ごめんね」と謝るのです。
子供に対しても丁寧に向き合っていくことを大切にして欲しいと思っています。